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情報はどこから漏れる?

弊社のオフィスがある西天満エリアには、裁判所が近くにあるため、多くの弁護士事務所が集まっています。ビルの名前も「〇〇ローヤービル」や「リーガル〇〇」といった、法務関係を示すものが目立っています。

ある日、ランチをしていた際、どう見ても弁護士やその関係者らしき人が、仕事の話をしている場面に遭遇しました。普段なら「例の件は…」とあいまいな言い回しをするのが一般的ですが、この時は少し事情が違っていました。

隣の席に一人で来ていた男性が、食事が配膳されたタイミングで電話を受け取っていました。電話の向こうで相手がかなり話し込んでいたようで、「2千数百万の手形の件は…」や「警察が嘘を言って供述を取ろうとしている…」といった生々しい内容がこちらにも聞こえてきたのです。その男性も「後でかけ直します」と慌てて切ろうとしていましたが、断片的な内容はすでに漏れていました。

IT機器やネットワークにおける情報漏洩はもちろん大きな問題ですが、このように日常の会話からも重要な情報が漏れる可能性があると感じました。情報セキュリティは、デジタルだけでなくリアルな場面も含めて、幅広く対策を考える必要があると改めて実感しました。
(2019年8月1日掲載分をリライト)
情報はどこから漏れる?

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