ずいぶん昔に「お客様は神様です」という言葉がありました。高度成長期、商品やサービスの供給が需要を上まわり出した時、つまりマーケットが消費者主導になった時代に盛んに使われました。戦後のモノ不足で作れば売れる時代が終わり、消費者のニーズにあった商品を安く販売しなければならなくなった事業者に対する意識改革の合言葉でした。
時代は移って、消費者が単にニーズを満たすだけでなく、潜在的要望や、要望自体が個別化する現代にあっては、それを必要とする消費者に伝えることが難しくなりました。
ウェブサイト(ホームページ)は、そういった情報を必要とする顧客に伝えるために存在意義があります。ネットで商品販売はしない会社であっても「お問い合わせ」は大切なお客様とのコミュニケーションの玄関口です。
きれいなデザイン、コンテンツの更新頻度も大切ですが、問合せのあった際の体制が出来ているか再考してみてください。大切なお客様からのお問い合わせです。出来るだけ迅速に対応するのはもちろん、ビジネスにつなげられる体制が整えられていますか。どの件はどの担当が対応するのか、資料、サンプルなどの送付のルールなどなど。。。見た目でなく、業務フローから自社のウェブサイトを見直してください。そこから逆に掲載すべきコンテンツやデザインが見えてくる場合もあります。