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初歩過ぎる?ホームページ写真講座3

引きで撮る

このコラムでは、ホームページの作成や更新で素材を作成するにあたって、どなたでもできるカメラの撮り方について特集いたします。ちょっとしたお知らせト ピックの画像を撮影する度に、プロに依頼するのも大変です。ご自分で、手持ちのコンパクトデジカメや、スマートフォンでも使える写真を撮るための写真講座 コラムです。

前回までの「シャープな写真を撮る」「光を味方にする」というコラムは、ホームページの素材に限らず、カメラ撮影の際の基本的な事項でした。ただし、今回のコラムの内容は、ホームページ用の素材ならではのポイントと言えます。

一般的にカメラで「いい写真」を撮るコツとしてよく言われることに、もう一歩被写体に寄って撮れというのがあります。写したいものが画面一杯に広がることで、迫力のある、訴えかかるような絵になる場合が多いためです。。

ホームページで利用されている画像を一度見返してみてください。まず、画像のサイズに注目してください。ネット上の画像の大きさを表す単位としてピクセルというのがあります。画像を右クリックしたり、保存してプロパティで確認すれが、画像サイズ(ピクセル)を確認することが出来ます。たとえば、一般的なウェブページで横一杯に表示されている画像で横が800から900ピクセルです。カメラで撮影される画像の比率から考えて、縦は600ピクセルくらいになります。これは、ノートパソコンなら画面全部くらいに見る大きさです。ですから、ホームページのお知らせページでなどで使われている画像はもっと小さくてもいいわけです。
初歩過ぎる?ホームページ写真講座3
対して今のスマホやデジカメは横4000ピクセルくらいが標準で、ホームページで使う画像としては大き過ぎるくらいです。もうお分かりと思いますが、ホームページで利用する場合、画面いっぱいに掲載したい対象が写っているより、中央にしっかり、切れずに写っていれば、むしろトリミングして使いやすいのです。オリジナル画像として保存しておけば、縦横をうまく切って、いろんな場面で利用できます。要するに、寄り過ぎず、少し引きで撮影した画像の方がいいわけです。

それから、もう一点一般の写真のサイズ感覚ではない画像が必要な部分があります。デザインにもよりますが、多くのホームページページのトップにヘッダー画像、メイン画像を言われる画像があるのはご存じだと思います。SNSなどではカバーと言われていることも多いですね。そういった画像の縦横比率はほとんどが横長の一般的な写真のサイズから程遠いものです。例えば、Facebookのカバー画像は850ピクセル×315ピクセルです。普通にカメラで撮った際の上下どちらか半分くらいの大きさにあたります。ですから、ホームページ全体のイメージを変えてやろうとトップページの写真を変更しようとする際には、撮影時から横方向にうまく使える構図をイメージして撮っておくとよいでしょう。

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