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テレビはおわこん?

NHKのBSで「おわこんテレビ」というドラマが放映されています。かつてはメディア、娯楽の王者であったテレビの凋落をNHK自身の自虐の念も込めてつけたタイトルです。確かにインターネットが広告売上の面においても四大メディアと言われた新聞、雑誌、ラジオを追い越し、インターネットの急追に辛うじてテレビの首位も風前の灯です。

ただ、ここでよく考えないといけないのは、インターネット、特にSNSで語られている話題というのはテレビなどの既存メディアに元ネタのあるものばかりではないかということです。ツイッターのホットキーワードは放映中のテレビ番組の内容に関するものがほとんどですし、グルメ番組で取り上げられれば、紹介されたお店のホームページにアクセスが集中します。

このことは、裏返すとインターネットの時代になったとは言っても、既存メディアをまったく使わずに、自分の店舗や商品をネット広告やPRだけで販促するのは困難だということを意味しています。ネットで商品を買う人は多くなりましたが、ネット”だけ”ではなかなか人の心は動かせないのです。複数のメディアからの情報にSNSの口コミが折り重なって購入行動が起こるからです。
テレビはおわこん

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