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システム保守サービスは晴れた日の傘?

ウェブサイトやシステムには、保守サービスというものがあります。時々、インターネット上で利用するものであればサーバーのハウジング費やホスティング費というものは理解できるが、「システム保守費」というのは何の費用なのかわからないと言われることがあります。

実は稼働中のシステムに何か不具合が発生した際に何が原因か調べることで8割くらいの時間(工数)がかかり、実際の対応、調整は2割にも満たないという場合が多いのです。仕様を理解している保守の担当者が継続的に関わっていることでこういった工数をかなり削減できます。その上で、いつも対応できる体制を整えて、何かあった場合の調査費用が保守費の実態と言えます。

逆に別の会社様が作ったシステムについてご相談を受けたりする場合は、プログラムの内容を洗い直す必要があり、それだけでかなりの手間がかかります。手間=費用ですから、見直すためだけの費用もクライアントに負担を強いることになります。せっかくご相談を受けても「まずは、元々作った会社様にご相談ください」という場合さえあります。

このように、普段は必要ないものに見えるかもしれませんが、システムを作ったベンダーで最低限の保守契約をしておく方が安くつく場合が多いです。保守費は、急に降り出す雨に対する傘のようなものです。晴れた日にも折りたたみ傘くらいはカバンの中に持っていた方が安心です。
システム保守サービスは晴れた日の傘

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