最近のインフレにより、1000円札がまるで小銭のように感じられる場面が増えてきました。ちょっとした買い物でも、硬貨だけでは足りないことが多く、案外1000円札が必要になることが多いように思います。
現在では、ほとんどの店舗や飲食店でキャッシュレス決済が利用できますが、それでも一部には現金のみ対応の店舗もあります。そうしたお店に限って、釣銭を十分に用意していない場合があるのは悩みどころです。例えば、8000円のお釣りに500円玉が4枚含まれていたことがありました。
極端な例かもしれませんが、以前通ったリラクゼーション系の店舗では、現金決済が完全に廃止されており、電子決済やデビットカード、クレジットカードのみが利用可能でした。この店舗では、現金を扱わないことで、釣銭の準備や現金管理、売上計算といった業務を減らし、現場のスタッフだけで効率的に店舗を運営することを目指しているとのことでした。
このように、経営者やスタッフにとって、現金を扱うストレスから解放されるのは大きなメリットです。特に、売上金の夜間金庫への入金や、連休前に必要な釣銭の準備は、意外と手間がかかり、負担となる作業です。
デジタルトランスフォーメーション(DX)やコスト削減の観点から考えると、キャッシュレスへの移行をさらに進めるべきではないかと思います。大手の店舗や地域が積極的に取り組めば、社会全体の工数削減やコスト削減が一気に加速する可能性があります。このような取り組みを、もっと真剣に考えてみても良いのではないでしょうか。