Windows 10に「リモート デスクトップ」なる便利な機能があることをご存知な方は多いと思います。たとえば、会社のPC(ホスト)の電源を入れておくと、自宅のPC(リモート)で、会社のPCを呼び出して利用することができます。ただし、チャレンジした方もおられると思いますが、設定しようとすると「Windows10 Homeエディションはリモートデスクトップをサポートしていません。」の表示に阻まれます。この機能が利用できるエディションにアップグレードすると「¥13824也」になります。
では、こういう時に方法がないのか、というと、、、あります。chromeリモートデスクトップというGoogleのサービスです。準備するものは、Googleアカウント(要するにGmail)と、chromeがインストールされているパソコンだけです。
設定方法は…
- ホスト側(たとえば会社のPC)ブラウザを開いて、アドレスバーにremotedesktop.google.com/accessを入力しEnterキーを押します。
- 画面の手順に従ってChrome リモート デスクトップをダウンロードし、このPCに任意の名前をつけ、任意のコードをつけるだけです。
- リモート側(たとえば家のPC)も同様にremotedesktop.google.com/accessをアドレスバーに入れると、ホスト側のPCのデスクトップが、表示されます。
あまりのあっけなさに少し背筋が寒くなるくらいです。こんなに簡単に繋がって大丈夫か?と感じることでしょう。たぶん、この機能を使わなくてもGoogleのサービス使っている限り、数分でこういうことができるので、気を付けなくてはいけませんね。機能のオンオフボタンで利用しないときは、機能停止しておいた方がいいですし、コードをマメに変更するなどの注意は怠らないようにしなければなりません。
リモート デスクトップのすごいのは、会社で利用していて、家のPCにはインストールされていないソフトでも利用できてしまうところです。リスクも理解して利用すれば、テレワーク/リモートワークの強い味方になるでしょう。